ウルトラセブン封印された「12話」についての考察
1967年10月1日から1968年9月8日にTBS系で毎週日曜19:00 - 19:30
JSTタケダアワー枠)に全49話が放送された円谷プロダクション
おけるウルトラマンに次ぐ巨大ヒーロー作品

その全49話の中で唯一欠番と呼ばれる第12話「遊星より愛をこめて」
登場宇宙人「別名」吸血宇宙人
実はその放送当時は何事もなく放送されていました。
だが「1968年に出版した「カラー版 怪獣ウルトラ図鑑

が本放送より3年後、小学館の学年誌「小学2年生」の付録についた
怪獣カードで「ひばく星人」というニックネームで紹介されたことが大きな騒動となった

東京都内の女子中学生がこのカードを見つけ、原爆被害者団体の関係者だった
父親に相談。父親が出版社に抗議の手紙を送ったことが
1970年10月10日付の朝日新聞が報じたことで全国に知られることになった。

実際の番組では「被爆星人」という字幕やセリフは使われていない。
このニックネームは、放送後にフリー編集者の大伴昌司が発案したものだった。
そう、すべての発単は「彼」なのだが、先にも言ったように

それらを掲載した「カラー版 怪獣ウルトラ図鑑に設定資料に「被爆星人」
と明記してあるので、正式名である「吸血宇宙人」もしくは「スペル星人」としての
明記であれば問題なかったのにっと私はいまだに思うのだが、

問題は「スペル星人」の姿かたちにも問題があった
「全身は真っ白凹凸のない能面のような顔
体のところどころにケロイド(火傷などによる皮膚の外傷状態。

通常生活でも起こりうる。)を彷彿させる
黒い大きなシミのような物があり、時折オレンジに点滅する。

佐々木守氏の脚本におけるスペル星人は、「煙の中からかぶと虫のような
スペル星人があらわれると表現されていたが、
その経緯について佐々木は「何かの形にしないといけないから
そういうふうに書いていただけで僕のウルトラマンの怪獣は
みんなそうですよ」とのコメントを残している

もし、この佐々木守氏の言うようなカブト虫型の宇宙人であれば
問題なかったんだろうなぁという気持ちが私にはある。

あの、スペル星人の決定は実装寺監督によるものだそうだ
いくらウルトラセブンがリアルSF思考だったとしても、そこまで
リアルの形態にする必要があったのか?

実相寺昭雄監督によりウルトラセブンの話はSF色が
強すぎます。第8話「狙われた街」第43話「第四惑星の悪夢」第45話「円盤が来た」
そして、今回の「遊星より愛をこめて」もうちょっと宇宙人のデザインに
夢を与えてもよかったのでは無かったのかなぁっという思いが私にはあります。

さて、今回の「遊星より愛をこめて」で言うなら物語の最中にダン「ウルトラセブン」が
自らの故郷である「M78星雲」を言っていたんですよねぇ

後は今回のゲストにアンヌの友人の「山辺早苗」役に「桜井浩子」さんが
出演されているんですよねぇ。

それだけに欠番、封印される作品というのは悲しい限りです。
確かに「被爆者」の気持ちも考えろという気持ちもわかるのですが
原水爆禁止日本国民会議は円谷に訴えるだけでなく
今でも「戦争」を起こしている連中にちゃんと「講義」しているのかなぁ・・
っという思考が働いてしまいますねぇ、「ウルトラセブン」という作品は

リアル思考作品ではあるのですが、完全なリアルじゃないんですよ
もう良いのでは封印を解除しても・・・今回はこの辺で、m(__)m